字余り日記

140字に入らなそうなアニメの感想、ゲームのことなど 大体走り書き

【アニメ終了時感想】胡蝶綺 〜若き信長〜 全12話

ひとことで作品まとめ

織田信長の前半生*1をアニメに仕立てた話

 

評価 5点(10点満点)

 

感想

「物語」としては少なくとも悪くない、むしろよくできていると思う。肉親同士でも争う残酷な世界で*2、主に意思疎通が上手くできず、色々な人の思惑で対立してしまうもの(信勝)、色々な思惑があったものの、コミュニケーションを通して心が寄り添うようになったもの(帰蝶)、 コミュニケーションを取っているので思惑に惑わされないもの(恒興や利家ほか配下)みたいな感じで、よく出てくるキャラクターに対してはしっかりと役割を当てられている。また、危機が連続した割には話の所々に明るい感じの場面もあって、見やすかった気はしている。

 

ただ、自分個人の問題として評価は低くつけてしまった。歴史もの自体はは嫌いではないが、影響されやすいたちなので、特に人物をそのまま持ってくる場合、どうしても「史実*3」が「物語」に上書きされてしまうのを怖れてしまい、没入して楽しむということができなかった。まあ完全にファンタジックな文脈ならその心配がないのですが…

歴史に興味を持たせるという意味ではこのような物語を作るという意味があるのは理解できるが、僕には合わないな…となってしまう。

 

以下は視聴直後における自分の感想である。

 

*1:桶狭間まで

*2:戦国時代に限らず、今でも命のやり取りこそしないもののお家騒動とか遺産相続とかでたまにあるし、日本では少なくとも江戸より前はずっとそんな感じだと思う

*3:事実とは言ってない