字余り日記

140字に入らなそうなアニメの感想、ゲームのことなど 大体走り書き

【アニメ終了時感想】可愛ければ変態でも好きになってくれますか? 全12話

ひとことで作品まとめ

彼女が欲しいという主人公の元に差出人不明のラブレターが届き、ラブレターの隣になぜか置いてあったパンツを手掛かりに差出人を探していくという話。

 

評価 9点(10点満点)

 

感想

ちゃんと推理の話に(犯人は話の流れで割と簡単に察することができたが*1)なっていたと感じた。ちゃんと最初に容疑者写しているし、終盤(11話)容疑者を集めて推理を行っているし。話の流れ以外でも、唯花が家に来た時等、瑞葉を先輩と呼んでいたのでそこでも義理と視聴者が気づけるようになっていたというのも高評価(双子ならノックスの十戒から視聴者に提示されているべき*2)。推理の手掛かりとなるとされているが正直言って役に立たない(と僕は思っている)パンツもタイトルにもある変態から連想されたマクガフィン*3*4ではなくちゃんと意味があったのもよかった*5

なんで義理の兄妹なのを忘れていたんだというのがある。これに関しては、兄としてちゃんとやるんだという束縛のような決意*6を強く表示する12話でだいぶ解決されたと感じている。

12話は妹の「変態」要素回だと思っていたので(ブラコンで変態と言われてもこの手の作品ではデフォルトのようなものだし弱すぎる*7*8、妹との関係性の再確認という割としんみりした話でだいぶ面食らったものの、(5話と)7話の小春と翔馬の話で、「この作品もちゃんとやるときはそれっぽい雰囲気入れますよ」というエクスキューズのようなものを入れていたのと、うやむやにするよりは終わった後振り返った時の気持ちがだいぶ異なるのであれでよかったのだろう。

まぁでもちょっと急だった気はするね...。よくある学園ラブコメとは違いヒロインの問題解決みたいなシーンはあまりなかったから…。いやまあ妹とは幼かったときにおぶった話とかのギャグ調ではないエピソードが11話中盤位?にあったけど...。

 

最終話で翔馬が幼稚園児の方ではなく小春の方を向いていたのもよかったね...。

 

以上のように、クソアニメというかジャンキーな感じで包んだ誠実アニメだった。そういうの好き。懐かしさもあってこの点数。昨日ああ書いたけどあくまでこれ新作だからね。

 

以下は視聴直後における自分の感想である。

*1:先輩と後輩唯花はギャグ要因で同級生南条は相談相手って感じだしな…

*2:魔法科高校の劣等生みたいなパターンもないわけではないが…

*3:マクガフィン - Wikipedia 動機付けのためのもの。その内容は重要ではない

*4:某氏のツイートで知った単語。ありがとう。

*5:12話ラストで判明

*6:ぼくも無理のない範囲でできるだけ多くのアニメを見ると決意している

*7:南条も変態性が弱い気がするが主人公は自分と親友がモデルの所謂ナマモノを見せられているのでそう判断してもそこまでおかしくないのかもしれない

*8:終盤で回収されたが